『在留カードのうっかり確認漏れが命取り?企業を守る』

企業が不法就労を未然に防ぎ、企業の確認不足等による不法就労助長罪の適用を回避するためには、以下の点について具体的な確認と管理を徹底することが求められます。

1. 在留カード現物の確認と真贋判定

本人の自己申告を鵜呑みにせず、必ず在留カードの現物を確認する必要があります。また、見た目だけでは見抜きにくい偽造カード対策として、以下の公的な真贋確認を行うことが重要です。

  • 「在留カード等読取アプリ」の活用:出入国在留管理庁の公式アプリでICチップ内の情報を読み取る方法が、最も確実な防止策とされています。
  • 失効番号の照会:入管の専用サイトにて、カード番号が現在有効か失効していないかを即時に照会します。
  • 肉眼でのホログラム確認:カードを傾けた際の色変化などを確認します(アプリ等との併用が前提となります)。

2. 在留資格と従事業務(活動範囲)の一致確認

保有している在留資格で認められた「活動範囲」と、実際に就かせる業務内容が一致しているかを照合します。

  • 例えば「事務職」の在留資格を持つ外国人を「工場」や「清掃」などの単純労働に従事させることは、有効なカードであっても資格外活動・許可範囲外就労(不法就労)に該当します。

3. 資格外活動許可の有無と労働時間の管理

  • 「留学」や「家族滞在」などの在留資格を持つ者を雇用する場合は、資格外活動許可を得ているかを必ず確認します。
  • 留学生アルバイトなどの場合は、上限となる労働制限時間(週28時間以内など)を超過して働かせないよう、勤務シフトの適切な管理体制を整える必要があります。

4. 在留期限の継続的な管理

  • 採用時だけでなく、雇用中も在留期限が切れてオーバーステイにならないよう、期限の把握と定期的な確認を継続します。
  • 「本人が更新手続きをしたと言っていた」という口頭の申し出を信じるのではなく、更新後に発行された新しい在留カード現物で確認することが必須です。

5. 派遣・紹介時の確認と公的届出

  • 人材派遣・紹介利用時の注意:「派遣会社が確認済みのはず」と過信せず、受け入れ企業側も不自然な点がないか確認を行います。
  • ハローワークへの届出:外国人の雇入れ時および離職時には、「外国人雇用状況報告」をハローワークへ確実に届け出ます

外国人雇用におけるトラブルを防ぐためには、採用前の確認から雇用中の期日管理まで、一貫した社内ルールの策定と運用が欠かせません。

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投稿者プロフィール

加藤 秀市
加藤 秀市
東大和市在住 趣味は英会話 週に3~4回ジムに行きます、元気です
絵画鑑賞 音楽鑑賞 車の運転は買い物に使う程度です